2010年06月21日

発達障害者の時間管理という講演があったと@ozakihajimeのTweetで知った。講演者の著作から公演内容を推測してみた。

Twitterを見ていたら、@ozakihajimeからこんなツイートが。

URLをクリックしてみると、講師の情報発見。

6.講 師:水口和彦さん(ビズアーク時間管理術研究所)
          著書
 『超カンタン!時間管理術』 (秀和システム)
『たったこれだけのことで、仕事力が3倍アップする時間活用法』 (実務教育出版)

そういえば、私この本持っていたよ。


この本はオーソドックスな時間管理術の本です。スケジューリングにPDCAサイクルを入れろとか、長期的なスケジュールも作りましょうという内容です。

ということで、講演聴いてないけど、@ozakihajimeの発言を元に'リアルタイム調整'と'スケジュールを常に目にする'に分けて考えてみたい。

1.リアルタイム調整

これはおそらく、上記の本で述べている、クレーム対応等の突然発生する「降ってくる仕事」をその場で対応すべし、というもの。

別の言い方をすると、「すぐに解決できるものは、その場ですぐに解決しろ

ということ。普通の人的にはこれで良い。しかし、私見だがADHD的には、「すぐに解決できない仕事は、ちゃんと後回しにして本来の仕事しろ」の方が重要な気がする。

ADHDは空想が入ったりしやすいため、仕事の時間の見積もりが難しいという問題がある。そのため、どれがどのくらいで終わるのかの判断が付けられずに、仕事を溜め込んでしまう傾向がある。この仕事時間の見積もりについては、サポートや訓練が必要な部分だと思う。

というのは、タイマーを使って仕事時間を計測しようとしても、一人だと忘れるから。サポートの人にお願いして、時間の計測をやってもらうのが良いと思う。

この手の本には、自分の集中出来る時間で区切ってコマ数で仕事を分けていくという手法を唱えるものもあるんだけど、ADHDはその集中時間が一定しないからコマ分け法は難しい。

15分くらいごとにタイマーで進捗を見る方法も、職場で定期的にビービー鳴らすのが不可能だと使えない。私のオススメは振動機能付きの時計で15分後とにカウントを取るのがオススメ。ただ、自分の世界に深く入り込んでしまっていると振動と気が付かないことがあるため、振動の強いものを選びたい。

また、タスクの細分化、PDCAサイクル化だが、基本的に、タスクを1コマ分に分けてもADHDの特性から終わるはずなのに終わらなくて自己嫌悪->精神蝕む->さらに特性が強く出て仕事がますます遅くという負のサイクルがあるので、個人的にはADHDに限っては1コマ分のタスク細分化は推奨しない(=自分には合わなかった)このあたりは自分の特性を良く見て判断してくださいな。

PDCA(Plan,Do,See, Action)サイクル作成はすぐに作れるなら良いかもしれない。自分には時間が掛かりすぎた。

2.スケジュールを常に目にする'

壁とかに貼っておくと言うことなんでしょう。

定番はトイレの内側のドア。玄関の扉の内側。

パソコンのデスクトップをRemember The milkにすることで、

PCの電源を入れると、画面にタスク一覧が出てくる方法もあります。

これはPCを仕事に使っている人にオススメ。

設定法はhttp://d.hatena.ne.jp/hmiyaza1/20070328/1175000292

をご覧ください。

以上、講演聴いてないけど、著作から公演内容を推測するのコーナーでした。誰か講演聞いた方で違っている点や、有用な情報があったら教えてください。

【生活の質向上の最新記事】
posted by hati at 12:41 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生活の質向上 はてなブックマーク - 発達障害者の時間管理という講演があったと@ozakihajimeのTweetで知った。講演者の著作から公演内容を推測してみた。
この記事へのコメント
凄いですね。著作からの内容の推測(^^;
参加者として一部補足しますね。

★全体の趣旨
まず全般的に講演というよりも勉強会でした。
主催者の就労支援推進ネットワーク小林さんの狙いは、
水口さんと発達障害者間の異文化交流兼時間管理勉強会
を今後も続けたい。
その為、あえて今回は水口さんに異文化感を感じて頂く
という内容でした。

この会場では定型発達者がマイノリティで、
平等な勉強会方式で勧められるユニークな構造になっていました。


★コメント
>1.リアルタイム調整
>別の言い方をすると、「すぐに解決できるものは、その場ですぐに解決しろ

>ということ。普通の人的にはこれで良い。
>しかし、私見だがADHD的には、「すぐに解決できない仕事は、
>ちゃんと後回しにして本来の仕事しろ」の方が重要な気がする。

これは勉強会では、次の手順でやることを話し合いました。
1.今日、キャパシティが溢れてないか確認する
2.溢れていたら空き時間のある他の日にタスクをセットする
3.今日やる必要があるならば、優先順位を判断して、低いものを他の日に移す

ここは「優先順位判断」のところが最初お話から抜けていた事に
違和感を感じて、僕がかなり食い下がりました。
それは他の当事者から「その優先順位のやりくりが難しい」
「そもそも優先順位という概念が希薄」という言葉がでていた為です。

定型発達者が無意識にやっている事を意識的に行う方法を考え、
習慣化するトレーニングが必要ということで、
それは水口さんも含めて一緒に考える宿題となりました。

あと、ここで「ちゃんと後回し」する為の最重要ポイントは、
「今日、キャパシティが溢れていないかを最初に判断する」
という回答が水口さんからあり、ついオーバーワークしがちな
僕にとって、これは福音でした。



>ADHDは空想が入ったりしやすいため、
>仕事の時間の見積もりが難しいという問題がある。
>そのため、どれがどのくらいで終わるのかの判断が付けられずに、
>仕事を溜め込んでしまう傾向がある。
>この仕事時間の見積もりについては、
>サポートや訓練が必要な部分だと思う。

これは手帳の予定表に実績の線を入れる等、
簡便な方法で実測して見積もり感覚を身に付ける
という事になりました。
これはASの僕が会社の管理会計上の仕組みで
かなり厳密にやったところ習慣化して
見積もり精度があがった経験をお話するとともに、
キモは習慣化して継続する事として
上掲Tweet回答になっています。



>というのは、タイマーを使って仕事時間を計測しようとしても、
>一人だと忘れるから。サポートの人にお願いして、
>時間の計測をやってもらうのが良いと思う。

サポートの人(上司、リーダーなど)が、
厳密に管理する職種(IT系)と異なる職種があるという
課題提起が水口さんから行われ、当事者達と対話しました。
そこでは「納期やスケジュールの感覚自体が希薄」という
当事者からの言葉もあり、その為、いかにスケジュールを
意識しやすくする為の支援をするか、
いわばスケジュール管理という自転車を乗りこなすまでの
補助輪となるものを考える事が水口さんの宿題となりました。
そこで補助輪の例にあがったのは、
僕がOutlookをフル活用している事でした。
こういった個々人のノウハウを集めて、色々な人に
役立つようにするため、同じテーマで今後も勉強会を続ける
事になっています。



>2.スケジュールを常に目にする'
>パソコンのデスクトップをRemember The milkにすることで、
>PCの電源を入れると、画面にタスク一覧が出てくる方法もあります。
>これはPCを仕事に使っている人にオススメ。
>設定法はhttp://d.hatena.ne.jp/hmiyaza1/20070328/1175000292

これ便利そうですねー。
Twitterで引用して紹介させて頂きました。
Posted by おざきはじめ at 2010年06月24日 08:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック